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長かったようで短かった半年間、我が中日ドラゴンズがいよいよ日本シリーズに王手をかけた。初戦を敵地で落としたものの、その後、札幌から名古屋へかけて破竹の3連勝。これは是が非でも応援に駆けつけなければいけないと思い、当日の仕事をすべてキャンセルして観戦の準備を整えた。

10月26日木曜日。日本シリーズ第5戦。午前四時に起床して羽田空港へ。

新千歳空港から快速エアポートに乗って30分、名古屋駅に到着。

妙に寒いが中日ドラゴンズ地元での胴上げを思うとにわかに体が熱くなる。

名古屋城の前で記念撮影。依然として外は寒いがきっと気のせいに違いない。

久屋大通公園にある名古屋テレビ塔をバックに。異様な寒さだがこれはおそらく武者震いというものだろう。

スカイバルコニーから名古屋の街並みを一望。あらゆる場所から「燃えよドラゴンズ」の唄声が聞こえてくるような気がする。

ナゴヤドーム到着。以前きた時とは外観が違って見えるがきっと改装でもしたのだろう。そうに違いない。否、そうであるべきだ。

入り口で赤いボードを配っていた。なぜ赤なのだろうか。よくわからない。最近、仕事が忙しかったので青が赤に見えているのかもしれない。きっとそうだ。

内観も完全に変わってしまっている。ここは本当にナゴヤドームなのだろうか?

一塁側に応援団発見。間違ってなかった。ここはやっぱりナゴヤドームだ。もう安心だ。

ドアラもいた。

座席は外野の最前列。超良席。

今シーズン限りで現役を引退する川相選手らしき人の姿も見える。

試合開始。観客席がドラゴンズブルーに染まる。

先発は川上憲伸投手。セリーグ最多勝投手が負けるはずなどないので胴上げはもう確実。

試合は何が何だかよくわからないうちにドラゴンズが序盤で大量点を奪うわ憲伸が三振を27個も奪うわもう大変なことになった。

ホームランも都合30本ほど飛び出した。

ドラゴンズ恒例、福留、英智、アレックスのユニークなパフォーマンスも。

川相選手らしき人の現役最終打席。涙の止まらない川相選手らしき人にむかってファイターズ中島捕手が「泣くな、ストレートでいくぞ」と声をかける。そんな敵チームの粋な計らいに川相選手らしき人は走者なしで意味もなくバントを……。

そしてついにドラゴンズ優勝!

マウンドに集まる選手たち。

勝利監督インタビュー。いつの間にか激ヤセしていた落合監督が「ナゴヤノファンハセカイイチデース!」と雄叫びを上げる。

ありがとう、落合監督!

そして最後に表彰式へ。

シリーズMVPは福嗣君。スポンサー各社から賞金100万円が送られた。

日本一のペナントを手に球場を一周する選手たち。右から荒木、山本昌、岩瀬、小笠原、井端選手。感動をありがとう!

この場にいることのできた幸運に自然と涙が出てきた。もう一度言わせて欲しい。感動をありがとう!

こうして我が中日ドラゴンズは日本シリーズを制覇することができたのだった。最高のシーズンだった。シンジラレナーイ。シンジタクモナーイ。
※この文章はフィクションであり、実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
取材・文/玉手秀明
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