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松澤信之担当編集の玉手秀明です。前回の予告通り、東京三世社発行の隔月刊誌『裏オフィスコミック』に掲載予定だった幻の「真夜中の給湯室 第2話」をみなさんにお届けしたいと思います。もはや官能小説でも何でもなくなってしまった松澤氏のやけくそぶりをどうぞお楽しみ下さい。
◇「第1話 真夜中の給湯室は寒い」のあらすじ
明美はガスコンロのスイッチを入れて手をかざした。経費削減で暖房が切られてしまっているからだ。明美はいじめられていた。やらなければいけないコピーがまだたくさん残っていた。誰もいない社内で「いじめ反対!」と大声で叫びながらコピーを繰り返す明美。そのとき彼女の背後に怪しい人影が……。
◇「第2話 真夜中の給湯室は熱い」
「この頑張り屋さん、たまには息抜きも必要だぞ」
聞き慣れた低音のバスボイスが背後で響いた。振り返らなくても誰かはすぐに分かった。この会社で働く女子社員全員の憧れ。武田先輩だ。
「すぐに終わりますので、すみません、あっ!」
動揺して書類を床にばらまいてしまう。明美は顔を伏せながら散らばった書類を集めた。頬が赤くなっているのを気取られたくなかったからだ。明美もまた、武田に憧れている女子社員の一人だった。
「あわてん坊だな。どれ、俺も手伝ってあげよう」
武田も腰を屈めて明美と一緒に書類を集めはじめる。
「そんな、いいです。自分でやりますから……」
そのときだった。最後に残った一枚の書類を取ろうとして、二人の手が偶然にも重なってしまったのだ。
「あっ!」
思わず声を出してしまう明美。
「冷たい手だ。こんな遅い時間まで、大変だったろうね」
武田はそう言って明美の手をそっと握った。
「先輩、わ、わたし……」
緊張のあまり声が震えてしまう。憧れの武田先輩から優しい声を掛けられた。大好きな先輩。昔から好きだった先輩。このまま先輩の胸の中に飛び込んでしまいたい。仕事なんか忘れて、一人の女になってしまいたい。
「ん?」
突然、武田の顔色が変わった。
「どうしたんですか、先輩?」
「変な臭いがするな」
まさか、と明美は思った。たったいまおかしな想像をしてしまったせいで、明美の下半身は大変なことになってしまっていたのだ。先輩はもしかして、私のアソコの臭いを嗅いでしまったのではないだろうか? 明美は焦った。
「いや、気のせいか。最近鼻炎がひどくてね」
そう言ってスーツのポケットから煙草の箱を取り出す武田。明美は心の内で安堵のため息をついた。
「むむ、やはり臭うぞ。これは……」
気づいたときには手後れだった。武田は煙草に火をつけていた。
「ガスの臭いだっ!」
その瞬間、フロアが大爆発をした。ビルは全焼した。原因は明美のガスコンロのスイッチの切り忘れだった。
真夜中の給湯室 完

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感動の最後でした。
Posted by もちゃ | 2007-01-05 13:06
この感動をより多くの人たちに伝えるためにも松澤氏に仕事を!
ペラ500円から受け付けています。
面白い企画の場合は僕が無料で書かせます。
Posted by 玉手秀明 | 2007-01-09 08:41
笑いました
Posted by みず | 2007-01-12 01:27