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なぜかまだ続いている「真夜中の給湯室」
風俗批評宣言

みなさん、こんにちは。松澤信之担当編集の玉手秀明です。彼の最新作「売春婦と客との関係性について」はもうお読みになられましたか? 何を言っているのかよくわかりませんね。この前、風俗批評宣言を読んだ知り合いの風俗嬢から「あなたの文章は具体性に欠けている」との指摘を受けたそうです。そして「まったくエロくない」とも。松澤氏の顔は苦渋に歪んでいました。別れ際「岐阜に帰りたい……」との弱気発言まで。ここが正念場です。エッセイが駄目なら小説で勝負だ、小説なら何を言っているかよくわからなくても好意的に解釈してくれる可能性があるぞ、と心ない発破をかけておきました。

ところで唐突ですが、みなさんは「パラレルワールド」という言葉をご存知でしょうか。パラレルとは直訳すると平行、並列という意味があって、そこにワールドがついて「平行、並列世界」。SF用語で我々の住む世界と併存すると考えられる異次元世界のこと、と説明すると何だか難しくなってしまいますが、ドラゴンボールでトランクスが未来からやってきて人造人間を倒しても、未来で再び人造人間を倒さなければいけなかったあれのことです。おわかりになりましたか?

なぜそんなことをみなさんに説明しなければいけなかったのかというと、驚愕の事態が発生したからなのです。松澤信之初の連載小説「真夜中の給湯室」が、雑誌広告増のページ削減により僅か1回で連載が終了し、幻の最終話をマガジンタイポに掲載したのは熱心な読者の方ならご存知かと思いますが、先月、連載誌の編集長から「スペースが空いたからやっぱり続けてくれ」との電話連絡が入ったのです。何も考えずに「わかりました」と答えてから、これは困ったことになったと思いました。何しろ「真夜中の給湯室」はマガジンタイポ上で続行不可能な終わり方をしてしまい、これを続けて欲しいと彼に頼むのはあまりに酷というか、経緯の説明をするのが非常に面倒臭かったからです。

というわけで、勝手に続きを書いてしまいました。

『裏オフィスコミック vol.5』

3分くらいで書きました。

これぞまさしくパラレルワールド。作者不在のまま「真夜中の給湯室」は続いていくのです。それでも僅かなお金(1000円未満)が何もしていない松澤氏の口座に振り込まれるわけですから、これはある意味、人助けでもあるのです。よかったよかった。

さて、今後「真夜中の給湯室」はどうなっていくのでしょうか。どうでもいいですね。もはやこれ以上、面白いことはないと思うので、このネタは今回で終わりにします(裏オフィスコミックでの連載は続きます)。

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