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話をしている途中で、“冷やし山菜うどん”さんは突然気を失いました。 初めて会った人が目の前でいきなり失神状態になるという、いかにも不合理な展開に、私は、なにかせねばと気がせいてはいるものの、どうしようもなく目の前のオシボリでテーブルを拭いたりしていました。 数分後、ううんううんと小さなうめき声を上げた“冷やし山菜うどん”さんは、かすかに身をよじり、それに合せて真っ白になった顔に徐々に生気が戻り始めたように見えました。 そして、ぱち、と目が開いたのです。 「…ええ」 ―――水でも飲んでください。 「いただきますわ」 ―――突然どうされたんですか?もしかして重い持病があるとか。 「いいえ。身体はすこぶる健康ですのよ」 ―――ならいいんですが。びっくりしました。 「驚かせてしましました?それはそれは。本当にごめんなさいね」 ―――いえいえ。ただ少し印象が変わってしまったように思えるんですが…。 「ところであなた……」 ―――はい……。 「納豆を食べると……」 ―――……納豆、を……? 構成/白田ウザム
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